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コラム
2016/10/28

腰痛治療の現状

スウェーデンのルンド大学教授リドグレン氏の呼びかけにより、2000年から「運動器の10年」という国際キャンペーンが始まりました。現在、国連やWHO(世界保健機関)をはじめ、世界数10ヶ国が参加しています。

ちなみに、「運動器」とは骨、関節、筋肉など、骨格を支える器官の総称です

 

『運動器疾患は長期にわたる強い苦痛と不自由の最大の原因であり、世界中の膨大な数の人がこれに苦しんでいる。ただちに行動しなくてはならない』

 

これは国連のアナン前事務総長がキャンペーンを支持した時の言葉です。たしかに、現在運動器疾患は世界共通の問題となっています。特に高齢化が進む先進国においては、もはや社会問題になっているといっても過言ではありません。

 

 

欧米全体では65歳以上の2人に1人が運動器疾患を患っており、日本では医療費の約1割を65歳以上の運動器疾患が占めています。

 

特に日本では高齢化の波が欧米に比べて3~4倍のスピードで押し寄せてきており、2025年には4人に1人が65歳以上になるとも言われています。よって、運動器疾患による医療費は、今後さらに増え続けることが予想されます。

類がかつて経験したことのない超高齢化社会においては、運動器疾患の程度や有無が人々の生活を左右することは想像に難くありません。

 

 

さらに運動器疾患は高齢者のみならず、現役世代にも深刻な影を落としています。

アメリカにおける大規模な腰痛調査によれば、就業世代の5割が毎年腰痛を発症しており、45歳以下では就業不能の最も多い原因となっています。

 

ドイツでは医療費の2割を運動器疾患が占めるといわれており、日本においても関連機関などによる成人へのアンケート調査の結果、日常的に感じる症状の第1~2位は「腰痛・肩こり」の指定席になっています。

 

「運動器の10年」というキャンペーンは今まさに世界中が直面している課題であり、アナン前事務総長の言葉には大変な重みがありますね。

 

 

さて、このキャンペーンの最大の目的は『運動器疾患の現状を広め多くの人に知ってもらい、治療法や予防法の研究を推進しよう』とするものです。

ところが、運動器疾患の病態…特に「痛みについて」は未だ不明な点が多く、十分な研究成果が得られておりません。中でも腰痛に関しては未解明な部分が数多く残されており、特に近年、整形外科による治療は混乱に次ぐ混乱、長く迷走し続けています。たとえば…

 

 

『数年前までは手術でしか治せないと考えられていた疾患が、今では手術の必要がない

『急性腰痛に対して薦められてきた安静臥床は、無効あるいは有害である』
『効果があると信じられてきた
牽引治療に科学的な根拠はない
画像検査の結果だけで腰痛の原因を説明できるケースは、実は
少ない

 

 

など、従来の常識が覆されるという事例が後を絶ちません。こうした治療方針の転換が示される度に現場の医師は困惑し、軌道修正を迫られるといった状況にあります(この背景にはEBMという科学手法の派生があります。EBMについてはコチラ)。

 

 

また多くの国において、腰痛を治療する場所が整形外科病院・クリニック以外にも複数存在しており、そこには各国固有の伝統医学やその他の代替療法があります。そして、その一つ一つが異なる病因を主張しています。

 

つまり腰痛に対する考え方は代替療法では多種多様、千差万別であり、整形外科においてはその移り変わりが顕著であるということができます。

 

では、なぜ腰痛治療はこれほどにも混乱しているのでしょうか?その根底には一体、何があるのでしょうか?実はそこには次のような事実があるのです。

 

『腰痛には科学的に完全に証明された治療理論がない。そのため世界的に統一された疾患概念もない』

 

要するに、「腰痛の原因はこれだ」という決定的な答え…研究者にとって納得できる答えがまだ見つかっていないのです。

 

 

しかし、こうした現実に終止符を打つべく、全く新しい腰痛概念が誕生します。残念ながら一部の医療関係者にしか知られていない事実ですが、もしこれが世界に認知され、理解されるのであれば、腰痛治療の混乱は収束に向かい、運動器疾患の概念…「痛みの概念」もほぼ統一されると思われます。それほどに大きな意味を持つ発見といえるのです。その発見とはすなわち…

 

(外傷や内科由来の痛みを除く)腰痛の原因は骨格の損傷ではなく、機能の障害である」

 

というものです。
実はレントゲンやMRIに写し出される形態の変化の多くが痛みとは無関係であり、全く別次元の「機能の障害」にこそ原因があるのです。

 

この事実を理解するためには、以下の2点

 

①「痛みの科学的研究の限界」

②「画像診断の限界」

 

について、まず知っていただく必要があります。

それについてはまた今度...お後がよろしいようで。お退屈様でした<m(__)m>

 

 

 

※このコラムはBFI研究会代表・三上先生の書かれたブログ記事を編集したものになります。

 

 

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