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ブログ
2017/03/27

ソフトペインを理解する ~感情のねじれ②~

みなさん、こんばんは!ご機嫌よろしゅうございます<m(__)m>

 

人間の深層心理に潜む「感情のねじれ」には、様々あります。

比較的自覚しやすいもの、そうでないもの、または自覚するまでかなり時間が掛かるものまで様々です。

さらに、自分自身と向き合うことに対する壁や内観力(自分自身を客観的に見つめる力)の個人差などもあるため、通常の問診では分からないことも多々あります。

 

しかし私個人の体験からも、そしてこれまでの臨床例からも、「感情のねじれ」は確かに存在していると思っています。
ぎっくり腰、四十肩の激痛発症(フローズンショルダー)、頸部の激痛(いわゆる寝違えを含む)、股関節の激痛症例(変形性股関節症を含む)…。
これらはすべて同じメカニズムであり、その多くが痛み記憶の再生だというのが私の考えです。

 

様々な心理社会的因子に囲まれている現代人にとって、そもそも感情のねじれと無縁な人生なんてあり得ない!というツッコミが聞こえてきそうですが…(笑)。

仮に多くの人がそういう精神状態に置かれているとして、それだけで痛みが出るケースはおそらく少ないと思います。
あくまで感情のねじれが前提にあり、そこに意識活動の亢進(思考プログラムの過活動)が加わったときはじめて、脳の代謝バランスが著しく崩れるのではないでしょうか。

 

意識活動の亢進は特定の神経回路に極めて大量の信号が流れ込むことになります。

こうした神経の異常活動によって、言わば神経回路がパンクしてしまうような事態を事前に阻止すべく、脳の自衛プログラムが発動した結果が運動器の激痛発作だというのが私の見方です。

 

実際「激痛の効果」は絶大で、ほとんどの人間が思考力を奪われます。
つまり、ようやく考えることを止められる(思考回路のオーバーヒートを食い止めることができる)のです。

 

プライマリケア(初期医療)において、突然発症による激痛症例を診る際、医師が念頭に置くべき4原則があります。
破れる、詰まる、裂ける、ねじれる…。
このいずれかが血管系、消化器系でおきた場合、重篤な病態が予期されるからです。

 

明らかな外傷機転がないままに自然発症する運動器の激痛発作に関しても、まさしく4原則のうちの一つ「ねじれる」に該当するものだと言えます。
ただし、同じねじれでも腸捻転などとは違い(もちろん筋肉や骨格のねじれなどでもなく)、その原因は「“感情のねじれ”とそれに伴う意識活動の亢進」なのです。

 

動物の脳幹部に電極を挿入し、交感神経と副交感神経を別々に刺激すると、頻脈、遅脈が起こりますが、同時に刺激すると必ず不整脈が起こります。
これは動物の精神に強いねじれが発生すると、自律神経の調和が乱れて不整脈が起こることを示しています。

 

人間の場合「感情のねじれ」が発生し、大脳~小脳にまたがる神経回路の一部にエラーが生じると、運動プログラムが劣化します。
それが如実に現れるのがスポーツの現場です。
小脳(もしくは前庭核)の運動プログラムに痛み記憶が侵蝕していない選手であれば「痛み症状のないスランプ(単なるスランプ)」となり、痛み記憶が侵蝕している選手の場合「痛みを伴うスランプ」となるわけです。

 

したがって、プロのアスリートが引退するきっかけは、年齢による衰えを除けばその多くは「小脳(もしくは前庭核)の運動プログラムの劣化」にあると言うことができます。

さらにアスリートがメンタルトレーニングをすることの真の意義は、感情のバランスを維持することで小脳にまたがるニューロン活動の不調和(運動プログラムの劣化)を未然に防ぐことにある、ということも言えるわけです。

 

 

「前回と合わせて、痛みと“感情のねじれ”の関係について納得できた!」と痛み記憶の再生理論に賛同の方はクリックをお願いいたします。

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2017/03/24

ソフトペインを理解する ~感情のねじれ~

みなさん、こんばんは!ご機嫌よろしゅうございます<m(__)m>

 

痛みの原因となってくる心身環境因子には、「感情のねじれ」「意識活動の亢進」「感情の抑圧」などがあります。

そのなかでも、今日は「感情のねじれ」についてご説明したいと思います。

 

痛みの原因について、「感情プログラムの神経回路網に何らかの変化が生じると、これが痛み記憶の再生につながる」と説明しました。

では、その「何らかの変化」とは何なんでしょうか?
これこそが、まさしく「心身環境因子による脳内神経活動の偏り」になります。

 

その分かりやすい例として、BFI研究会代表・三上先生が診ていらした、ある患者さんをご紹介いたします。

 

≪小さな麻雀店を経営する、70代女性Aさんの症例≫

 

Aさんは5年前に夫に先立たれ、2年前から耐え難い膝痛に襲われるようになりました。

診断は、変形性膝関節症(患側は右だが、画像上は無症状である左のほうが変形が強い、画像診断の矛盾を抱える典型例)

 

実は2年前に自身の体力の衰えを理由に、麻雀店の閉店を決断しました。

ところが、お店の常連さん達から「絶対に止めないで欲しい」という強い要望を受け、とりあえず営業を続けることに。

 

つまり、「本当はやめたいのに、やめることができない」というジレンマ(感情のねじれ)のなかで、膝痛を発症していたのです。

 

本人は、常連さん達から言われた「やめたらボケちゃうぞ」という言葉に、「それも一理ある」と自分の思いを理屈で無理やり抑え込んでいました。

しかし、実際は

「お店の和式トイレで用を足すのがとても辛い。でもあと何年も使わない設備のリフォームにお金をかけるのは…。
仕事が終わって帰宅するのが毎日深夜3時という生活も心底きつい。
でも、今までお店を支えてくれたお客さん達の声を無視するわけにも…」

というのが本当の気持ちなのです。

 

いかがでしょうか?こうした「心身環境因子の影響による感情のねじれ」が痛み記憶の再生を引き起こしているのではないかという考えに、納得していただける方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

患者さんへの問診とカウンセリングを日々行っていると、多くの慢性痛の背景にこうした「心身環境因子の影響」を見出すことができます。
ただし、すべての患者さんが心を開いてこういった内実を話してくれるかと言えば、当然そんなことはありません。

もちろん私のカウンセリング能力の未熟さゆえに、聞き出すことができず迷宮入り、ということも多々あります…。

 

また内観力(自身を客観的に分析する力)には個人差があります。
したがって通常の診察、問診では、私が主張するような「心身環境因子の問題」を医療者が見出すことは簡単ではありません。

 

さらに、たとえ内実を話してくれたとしても、痛みとの関係性まで理解し、納得できるかと言えば、これまた簡単ではありません。
膝が痛いのは軟骨がすり減っているから、という「整形外科が掲げる医学常識」を信じている人の方が、まだまだ圧倒的に多いからです。

それでも、私が院を構える横浜は地域柄か、私の「常識外」な話にも素直に耳を傾け理解していただける方が多いので、よく研究会の他の先生方からはうらやましがられますが(笑)。

 

話を戻しますが、実際Aさんも、最後まで痛みのソフト論を理解、納得することはなかったそうです。

 

三上先生の施術(BFI)によって運動機能が改善しましたが、喜び感情を一切見せることなく、治療を中止してしまったそうです。

初診時は痛みのためにしゃがむことができなかったのが、通院3回目の時点で苦もなくしゃがむことができるようになった(!)にも関わらず、です。

 

初診時にAさんが語った内容は、

「近所の整形でヒアルロン酸注射をしてもらっているけれど痛みが取れない。とにかく和式トイレでしゃがむことができないのが一番辛い…」

でした。

しかし、その一番の苦痛が解消されたにも関わらず、「何かしたわけでもなく突然込み上げてくる痛み(安静時痛)が不変」との強い不満を漏らし、通院4回目に「やっぱり整形外科で注射してもらいます…」ということでした。

 

Aさんのケースは、このような解釈ができます。

 

『「しゃがむ」という動作(運動プログラム)にリンクする痛み記憶については、その結びつきを遮断(リンクを解除する)ことに成功した。

しかし、感情プログラムと痛み記憶とのリンクについては解除することができなかった。
これはソフト論を理解、納得することができないAさんの脳が、ハード論(軟骨がすり減っているために痛む)に支配されているため。

「傷ついている部品を修理しない限り痛みは消えない」というロジックが邪魔をし、感情プログラムのアップデート(書き換え)が妨げられてしまった

 

であれば、そもそもなぜAさんは三上先生のところを受診したのでしょうか?

これは、旧知の友人から強く勧められたため、義理チョコならぬ「義理受診をした」のではと思われます。

 

人間は深層心理(意識の深部)ですでに答えが出ているにも関わらず、それに気づけない、自分の本心を知覚できないときがあります。

おそらくAさんの深層心理(意識深部)には、「自分は整形の注射で治る」という答えが出ていたのではないでしょうか。

 

ところが医師の対応や、何らかの偶然が重なり通院先に対してネガティブな感情を抱いたりしたタイミングで、友人から三上先生の接骨院を薦められたのをきっかけに、「ちょっと浮気してみたくなった」。

そして、自身の中で「治らない」と判断し、「あ~、やっぱりね(整形外科じゃなきゃ治らないわよ)」と納得のいく答えを得たことで、元の通院先に戻っていったのではないでしょうか。

 

現代医学が掲げるように「軟骨がすり減った」ことが本当に痛みの主要な原因だとするなら、運動時にこそ大きな影響が現れるべきです。

ところがAさんのケースでは「運動時痛はほぼ消失し、安静時痛のみが不変」だったわけです。

 

1996年アメリカン・ジャーナル・オブ・メディスンに掲載された「変形性膝関節症の痛みがプラセボ手術(偽手術)で消えた」というベイラー大学での有名な実験報告(詳しくはこちらのページ)は、まさしく「痛み記憶の再生理論」を裏づけるものです。
プラセボ手術は、患者さんの感情プログラムをアップデートできる強力な介入法だと言えます(「これで治った、痛みが取れる、といった安心感など)。

 

痛みに悩む人々が深層心理に抱える「心身環境因子の問題」は、脳機能画像上に「小脳の過活動」として描き出されます。
下はエビデンスのある心理療法として注目を集めているEMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)の治療前後における脳機能画像です。

 

NHK「クローズアップ現代」より。

 

 

 

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2017/03/21

ソフトペインを理解する ~認識と感覚~

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます<m(__)m>

 

腰痛・肩こり・膝痛といった運動器の慢性痛は、「痛み記憶の再生」に過ぎないと私は考えています。

また、同じように頭痛・胃痛・生理痛などの深部痛から幻肢痛(ファントムペイン)、CRPS(RSD)、線維筋痛症、うつ病性疼痛などの難治性疼痛も含め、その多くは痛み記憶の再生ではないかとも思っています。
子宮を摘出した女性に現れる「生理痛」も、痛み記憶の再生と考えれば説明がつきます。

 

人間は悲しいから泣くのでしょうか、泣くから悲しいのでしょうか…研究者によって意見が分かれていますが、どちらもあるのではないでしょうか。
胃は炎症を起こすから痛いのか、痛みを感じるから炎症を起こすのか…これも両方あると思います。
関節は炎症を起こすから痛いのか、痛いから炎症を起こすのか。やはり、これも両方だと思います。

 

私たちが無意識に抱える先入観、思い込みというものは、実は相当に根深いものがあります。
「痛み=組織の障害」という先入観すなわちハード論に固執したままでは、痛みの真の姿を捉えることはできません。
痛みはさまざまな条件で変わることが分かっており、これらは明らかに「ソフト」の問題です。

 

たとえば動物実験において、気温の変化が痛みを増強させることが確認されています。
反復寒冷ストレス(SARTストレス)という実験(ラットやマウスを1時間おきに室温(24℃)と冷室(-3℃~4℃)に交互に入れる)を4~5日続けると、その後2~3日間痛みの閾値がずっと低下したままになる(=痛みを感じやすくなる)ことが分かっています。

 

末期がんにおけるモルヒネの使用量は、入院中の患者さんと在宅の患者さんでは後者のほうが少ないという調査結果があります。

 

痛みはこうした環境の変化のみならず、「認識」の影響も強く受けます。
それはヒトの感覚は個人が所有する認識によって色づけされるという特性を持っているからです。

そのため認識の転換が感覚の変容をもたらし、それによって痛みの質や程度が変わるという現象がおこり得るのです。

⇒シャクタ-・シンガー理論

 

では、認識の転換とはどういうことでしょうか?
痛みが認識と感情によって変わる分かりやすい例は「辛味」です。
「辛い」という感覚は、実は味覚ではなく「痛覚」です。
舌の細胞には甘味、塩味、酸味などのセンサーはありますが、辛味センサーは存在しません。
辛味は痛覚センサーがキャッチして脳に届けているのです。
つまり辛いという感覚の実体は痛みです。
しかし「辛い(痛い)=美味しい(好き・快感)」という人間もいれば、「辛い(痛い)=不味い(嫌い・不快)」という人間もいます。

 

その理由はいろいろあると思いますが、一番大きいところは人間の「認識」に負うところではないでしょうか。
健康番組を見て「カプサイシンが身体にいい」という情報を得たとき、それを深く納得した者は多少辛くても「健康にいい」という認識が辛さ(痛み)をポジティブな感覚に変えます。
反対に、胃腸の弱い人間が「辛いものは刺激が強過ぎて良くない」という主旨の情報を受け取れば、辛さ(痛み)に対してネガティブな感情を抱きます。

 

あるいは消化器官と脳の相互関係において、肉体の欲求と脳の欲求が一致するタイミングで偶然食した辛い料理に対して、初めて「美味しい」と感じたのを機にポジティブな認識を持つようになることもあれば、その反対も起こり得ます。

 

同様に、初めて受けた強い指圧マッサージで、良好な結果を得た人間は以降マッサージにはポジティブな感情が残りますが、不良な結果を得た人間はネガティブな感情を持つことになります。
結果、前者では「イタ気持ちいい」という感覚世界が作られ、後者には「イタイだけ」という結論が残るのです。

 

このように、人間の感覚は情報や原初体験によって何らかの意味づけが成され、「ポジティブ・ネガティブ・そのどちらでもない」のいずれかに色づけされていきます。

 

現代人は「痛み=組織の障害」という認識を深くすり込まれており、「痛み=ネガティブ」という感情を無意識の領域にまで刻まれています。
つまり、「痛み=組織の障害=ネガティブ感情」という回路(ある種のプログラム)を無意識のうちに抱えてしまっているのです。

 

逆に言えば、新鮮外傷や感染、明らかな器質的疾患がないという前提において、「痛み≠組織の障害」⇒「痛み=脳内での記憶の再生」⇒「痛み≠ネガティブ感情」という流れによって認識の転換と感情の変容がおこれば、すなわち感情プログラムのアップデート(書き換え)に成功すれば、それだけで痛みを変えられる可能性が高くなります。

 

ちなみに、BFI研究会代表・三上先生は、これを確かめるために「ある実験」を行っています。
三上先生ご自身が人生において3度目のぎっくり腰を起こしたとき、ほんのわずかな体位変動にも壮絶たる激痛を感じるなか、「よし、認識を変えると感覚(痛み)も変わるどうか、今から実験しよう!」すなわち「痛みは快感なんだと自分に言い聞かせてみよう!」ということをやってみたそうです。

 

そして、激痛を感じるたびに「イテー、否違う、これは気持ちいいという感覚だ!」「快感!気持ちいい」と叫び続け、自己洗脳をひたすら繰り返したそうです。
すると、その数時間後には、なんとそれまでの激痛(VAS10)が6レベルの痛みに変質し通常の動作が可能となり、2日後には痛みが完全に消えていたそうです。

 

正直、私も同じようにできるかと言ったら自信はないですが(笑)、しかし私自身も似た感覚は持っています。

 

よく患者さんに、こういった質問をされることがあります。

「先生はどこか痛いときは施術してもらうの?」「疲れたときマッサージ受けたいって思うときないんですか?」

 

昔の自分であれば、答えは当然「YES」です。事実、私は高校生のときから腰痛を持っており、三上先生の患者でもありました(笑)。

そうです、私も埼玉にいた時は月に1度、何年も三上先生に治療してもらっていたのです。

 

しかし、今は治療目的では三上先生の元を訪れることはなくなりました。

横浜に来て通うのが大変になってしまったという理由もありますが(言い訳…汗)、一番大きな理由は「腰痛が出ても自分で治せるようになったから」です。

 

「ソフトペイン」「痛み記憶」という概念を知ることで、腰痛を含め自分自身の体に起こる痛みに対するネガティブなイメージは一切なくなりました。

今は、体のどこかに痛みが出ると、「痛っ!!…おっ、そうか~やっぱり俺の脳はバランスを崩してたか…助かった~これで脳が少し回復できた~」と思うようになっています。

 

ちなみに余談ですが、一緒に住んでいる彼女が足をつった時に、「良かったじゃん!これでお前の脳は回復されたよ!おめでとう!」と能天気に声を掛けると、あとでメチャメチャ怒られます(笑)。

 

そうすると、どうなるか。

「では、どうして俺の脳はバランスを崩していたんだろうか?感情のねじれはあったかな?意識活動の亢進は?感情の抑圧は…?」

と冷静に考えられるようになります。

 

そうして自分自身を客観的に分析してみると、

「さっき、あれだけイライラしちゃってたからなぁ~、痛みが出てもおかしくないか」

「最近あれこれ考え込むことが多かったしな…少し脳を酷使しすぎちゃったか」

と、良い意味で「痛くても仕方ないか」とあきらめることができます(もともと「あきらめる」の語源は「明らかに見極める」という意味で、決してネガティブな言葉ではありません)。

 

ここまでくると、痛みに執着していませんから、そこまで気にならなくなります。

要するに、痛くてもあまりつらくなくなります。

 

「痛み」をネガティブに捉えていると、こういった考えになることはありませんからとてもつらいものだと思いますし、かえって痛みも長引いてしまいます。

「痛み」の捉え方、認識、イメージを変え、「痛みから解放」されましょう!

 

 

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2017/03/20

ソフトペインを理解する ~プラセボと脳内補完~

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます<m(__)m>

 

ファントムペイン(幻肢痛)…感染や外傷などによって手足を失った人が、本来あるはずのない手足に感じる痛み。
CRPS(RSD)…「交感神経の機能異常」と「痛み中枢の活性化」を背景とする、究極の慢性痛。
脊髄損傷による麻痺部の腰痛…脊髄損傷で首から下が完全に麻痺しているにも関わらず、訴えられる腰の痛み。

 

これらは、すべて中枢由来の問題であることを強く示しています。
つまりの問題です。

 

ハーバード大学の教授Henry Knowles Beecherによる有名な報告があります。
第2次世界大戦中のイタリア前線において、重症を負ったアメリカ兵士のうちモルヒネを要求したのはわずか32%。
さほど重症とは言えない外傷例では83%。

 

これにもあるとおり、前線復帰のあり得ない重症例では「本国に戻れる」という安心感と幸福感がモルヒネと同等かそれ以上の鎮痛効果をもたらすわけです。
つまり脳の問題です。

 

さらにプラセボ効果の存在。
「思い込み」という精神機能によって痛みが消えるという事実。
実はこの現象はあらゆる医療に介在しています。

 

プラセボ効果の発現には「安心感」という要素が欠かせません。
患者さんがある治療を受けるとき、治療自体あるいは治療者に対して抱いている安心感や信頼感の深さ(無意識に近いレベル)が、その結果に極めて大きな影響を与えるのです。

 

プラセボ効果の発現には「信じる力の強さ」が深く関わっていると言えます。
つまり脳の問題です。

 

実験用のマウスを小部屋に入れ、ある特定の音を聞かせた直後に電気ショックの痛みを与え続けると、やがてそのマウスは小部屋に入れただけで、あるいはその音を聞かせただけで頻脈、血圧上昇、すくみ行動をおこすようになります。
これを条件恐怖反応」と言います。

 

同様の実験を、もし人間で行うとどうなるでしょうか。
現実に行うことは倫理上の問題があって難しいと思われますが、もし行ったとしたら…。
つまり『被験者を実験用の小部屋に入れ、ある特定の音を聞かせた直後に電気ショックの痛みを与え続けると、やがて被験者は小部屋に入るだけで、あるいはその音を聞いただけで頻脈、血圧上昇、さらには痛みを感じるようになる』という実験結果が得られるのではないでしょうか?

 

この場合の被験者の痛みは、現代医学では「心因性疼痛」に分類されますが、「条件疼痛反応」と呼んでも良いと思います。

まさしく、この現象こそ「痛み記憶の再生」ではないでしょうか。

 

骨折の整復(骨を引っ張って元に戻す)を行う時、ボキッという「整復音」が鳴ることがありますが、子供の腕の骨折整復に立ち会った母親がその音を聞いた瞬間、自分の腕に痛みを感じたという現象があります。

 

このように、本来知覚するはずのないものを脳が創り出してしまう現象は、錯覚の研究領域では「補完」と呼ばれています。
これは人間の感覚統御において、実際にはない対象(欠落している箇所)を過去の体験・記憶を基に無意識的に「創ってしまう」現象です。

 

その例として、錯視における「色の残効」錯聴における「連続聴効果」があります(それぞれの文字をクリックすると、実際に体験することができます。これらを知らないという方はぜひ一度試してみてください。かなり驚かれることと思います)。

 

こちらのサイト色の残効(補完という脳の働き)を実際に体験された方は、以下の画像説明の意味がお分かりいただけると思います。

 

 

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補完による「あるはずのないカラー写真」すなわち「架空の情報」を創り出している本態は何なのでしょうか?
どんなニューロン活動によるものなのでしょうか?

 

私たちの脳内では膨大な数の神経細胞(ニューロン)が、シナプスを介して複雑な回路を作っています。
このとき記憶や体験など同じ神経回路が頻繁に使われると、特定のニューロン結合の連鎖が強化され、特定の情報を表現するための動的な神経回路が形成されます。

 

こうした機能的ニューロン集団を「セル・アセンブリ」と言います。
カナダの心理学者ヘッブによって提唱され、その後の脳研究に多大な影響を及ぼした概念です。

直後に白黒写真に戻るという現象に対しても、セル・アセンブリの変化だと考えれば説明がつきます。

 

seru5

 

私は外傷、感染、器質的疾患を除いた痛みの多くは「痛み記憶を形成する神経回路の過活動」であり、ここで言う「神経回路」とは、まさしくセル・アセンブリであると考えています。
つまり、痛み体験の連続で強化された動的な神経回路(記憶)そのものが生み出す感覚もあるのではないか、というのが私の考えです。

 

脳の「補完」という能力、「痛み記憶の再生」という視点で痛みを考えてみると、様々な見方、「痛みの真の姿」が見えてくると思います。

 

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2017/03/18

辛味噌ラーメンのお店、BOMBERに行ってきました!

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます<m(__)m>

 

昨日のお昼は、スタッフと一緒に3人で近所のラーメン屋に行ってきました☆

辛味噌拉麺「BOMBER」

 

見るからに辛そうです(笑)。

 

 

 

IMG_20170317_131438

 

外観もそうですが、赤と黒を基調とした内装で「いかにも!」という感じ。

 

中に入ると、「BOMBER!」という感じの店長さんが出迎えてくれます(笑)。

どういう意味かは食べに行ってのお楽しみ♪

話すととても楽しく、おもしろい方です(#^^#)

 

最近、ランチメニューを始めたそうです。

 

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ということで、私はCセットを注文!

 

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辛味噌ラーメン↑

 

味噌が濃厚で、コクがあっておいしいです♪

花山椒?も良い感じで効いてて辛さを演出、舌にくるピリピリがたまりません(*´ω`*)

 

IMG_5551

 

最近メニューに加わった「肉メシ」↑

 

とろけるように柔らかいチャーシューが、ごはんと絶妙に合います!

これもおいしい♪

 

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好みで辛さも選べるそうです。

爆発…想像しただけで口の中が辛くなってきます(笑)。

 

ちなみに、爆発を食べたことがある方は裏メニューで「大爆発」という辛さも選べるようになるそうです(;^ω^)

勇気がある方は、ぜひチャレンジしてみてください(笑)。

 

ちなみに以前、大爆発を「ちょうどいい」と言って完食した中国・四川出身の女性の方がいたそうですよ。

 

 

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2017/03/13

ソフトペインを理解する ~無意識に働く小脳~

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます<m(__)m>

 

人が体験する痛みの強さを指数化し、順位付けした論文があります。
それによると、1番強い痛みは初産婦の分娩時痛、2番目は経産婦の分娩時痛、3番目は腰痛、4番目はがんの痛みという結果でした。
もし男が分娩時痛を経験したら、気を失うか、命を失うかだと主張する人がいるのも頷けます(もちろん事の真偽を証明することは不可能ですが…)。

 

「今まさに新たな命を生み出そうと凄絶たる激痛に耐えている妊婦が、分娩の真っ最中にぎっくり腰になったら、その女性はどちらの痛みを感じると思いますか?」

 

「麻酔のなかった時代の虫歯の治療。歯を紐で結えて馬や牛に引っ張らせて抜くという方法があったそうです。その激痛に耐えている真っ最中にライター(その時代にはないだろうというツッコミはご勘弁ください…)の火を足に近付けたとしたら、その人間は熱さを感じると思いますか?」

 

出産とぎっくり腰の両方を体験したご婦人にこうした質問をぶつけると、その9割以上の方が、「ぎっくり腰の痛みは感じない。ライターの火の熱さも感じないと思う」と答えます。

 

私も同感です。
脳は1秒間に少なくとも1,000万ビットの情報を処理すると言われており、膨大な五感情報を24時間絶えず処理しています。
そのすべてを意識に上げてしまうと、実生活に大きな支障を来たします。
服を着た瞬間は生地の肌ざわりを感じますが、しばらくすると、その感触は感じなくなります。

 

これは「感覚器の順応」によって説明される現象ではありますが、中枢レベルの関与がまったくないわけではありません。
脳は精妙なシステムによって、意識に上げる情報と上げない情報を常に取捨選択しているということです。

 

脳はあらゆる五感情報を処理し、統合し、前述のように意識への上げ下げもコントロールしています。
こうしたシステム全般を指して、BFI研究会代表・三上先生は『感覚統御』と呼んでいます。

 

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大脳皮質の神経細胞の数は、約140億。それに対し、小脳は800億~1,000億。
この違いが意味するものは何なのか?
従来まで単に運動制御の場として位置づけられていた小脳ですが、実は行動・認識・感覚・情動といったあらゆる高次機能の統御を担う、たいへん重要な脳であることが分かってきました。

 

1970年代、小脳がパーセプトロン(ヘッブ則に基づく学習回路の一種)であるという説が提唱され、近年伊藤正男氏がそれを証明したことで、小脳研究は一躍脚光を浴びることになります。
たとえば、子供が初めて自転車に乗る時は、練習する過程においては大小脳連関ループ(大脳⇔小脳の神経路)で運動プログラムが作られます。

それを最終的に体得したあとは、小脳もしくは前庭核に「自転車に乗る運動プログラム」が保存され、以降は無意識の動作として小脳がプログラムを制御します。

 

ちなみに、このときの個別の運動プログラムの劣化現象を指して、アスリートはランプ」と呼びます。

 

人間の運動システム(ある種のプログラム)は小脳もしくは前庭核に保存され、多くの場合無意識下で再現されます(もちろん運動皮質からの命令が起点となることは言うまでもありませんが)。
しゃべる(口や舌の動き)、パソコンのブラインドタッチ、歯を磨く、文字を書く、姿勢を維持する、立つ、座る、歩く、跳ぶ、走るなど、これら基本動作の多くは無意識下に行われており、その主要な役割を小脳が担っているということです。
そして前述したとおり、小脳はあらゆる高次機能にも深く関与しています。

 

 【最近の研究によって,小脳はさまざまな場合に活性化することがわかった。運動とは直接関係のない局面でも活発に働いている。小脳のある部分が損傷すると運動機能とは関係のない予想外の障害が生じ,とりわけ知覚情報を素早く正確に認識する機能に障害をきたすこともわかった。短期記憶や注意力,情動の制御,感情,高度な認識力,計画を立案する能力のほか,統合失調症や自閉症といった精神疾患と関係している可能性も示された。小脳は筋肉に動きの指令を出すというよりも,入ってきた感覚信号を統合する役目を果たしているようだ。

Rethinking the “Lesser Brain”(SCIENTIFIC AMERICAN August 2003)より

 

「…入ってきた感覚信号を統合する…」という表現は、まさしく「感覚統御」になります。

脳が常に処理している膨大な五感情報の多くは、実は意識に上らない情報です。

さらに言うと、行動(運動)における基本動作の多くも無意識下の制御です。

 

つまり、脳の活動は内的(感覚の統御)、外的(運動の制御)のいずれにおいても、意識的なものよりも無意識下で行っている活動のほうがはるかに多いのです。

事実、脳が消費するエネルギーの内わずか5%が意識的な活動に、残り95%が無意識下の活動および細胞の維持修復と言われています。

 

そうした言わば「無意識制御」に特化している小脳は、極めて膨大かつ多彩な信号のやり取りを行っており、「感覚の統御」と「運動の制御」の両方に深く関わっています。

 

さらに小脳は大脳とのあいだに数千万とも言われるニューロン接続を有しています。

その神経回路(大小脳連関ループ)に痛み信号が複雑に絡んできた結果が、痛みにおけるさまざまな生理現象を生み出しているのではないでしょうか。

 

このように考えてみると、痛みの「真実の姿」が見えてくると思います。

 

 

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